JUST FANCY

韓国アイドルとK-POPにまつわるあれそれ

【韓国アイドル】顔ペンとグループのヴィジュアル担当の存在意義

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顔ペン論

吾輩は顔ペンである。

※顔ペンとは…読んで字の如く顔のペン。顔のファン。ジャニヲタっぽく言うなら顔担。「推しの顔面控えめに言って最高まじ愛してる」というスタンスのヲタクを指す言葉。世間一般的に美形ではなくとも、自分の好みドストライクの顔立ちであれば適用されることもある。

推している理由を聞かれたらいつも「顔と対応」と即答している。

自他共に認める面食いである私は、新たな推し候補を探すときはまず顔から入る。写真や映像を見て「この子とこの子がカワイイ。好み」などと目星をつける。自分の基準でイケメンかどうかが最重要項目だ。なぜってわざわざお金を払って拝むならどうしたってイケメンがいい。認知にしろファンサにしろ、そんじょそこらにはいないようなイケメンに覚えられている、構ってもらっていると思った方が価値が増す。

何よりフツメンブサメンはおかげさまで現実世界で十二分に間に合っている。右を向いても左を向いてもいる。なんなら鏡を見ればいつでも最上級のドブスに出会える。

 

しかしこういった顔ペンはしばしば非難の的となる。

地上波のテレビ番組の出演等、新たなファン獲得の機会が訪れようものならわざと事故画を乗せて「顔ペン防止運動」なるものを繰り広げたりするし(まあこれは主にキッズと呼ばれる若年層に多い。数年後には黒歴史になること請け合い)時には「顔が好きとか本当のファンじゃない」論争にまで発展したりする。本当のファンって、なに?

じゃあお前は推しの顔がブス、パッと見ブス、よく見てもブス、正真正銘のブスでもファンになったのかと問いたい。ダンスが好きと言い張るそこのお前は覆面ダンサーでも推すんだな?

 

恐らく「顔以外にも素晴らしいところがたくさんあるんだよ!」という主張なのだろうが、そんなことは言われなくとも推していくうちに自然と気づくものだ。顔は全く好みではない他メンがいつの間にかリアコ枠になったりもする。(私の話)

ただ好きになったキッカケが顔であるとか、そしてその顔が今も変わらず好きだというだけ。仮に他の分野がダメダメでも、万が一スキャンダルを起こしたとしても、その顔である限りお金を払い続けられる、ファンでいられる。ということ。

それってむしろ向こうからしてみればかなり有難いことではないか?

 

斉藤和義さんの『君の顔が好きだ』という曲にこんな歌詞がある。

 

君の顔が好きだ 君の髪が好きだ

性格なんてものは 僕の頭で勝手に作りあげりゃいい

君の肩が好きだ 君の指が好きだ

形あるものを僕は信じる

 

私のヲタクをする上でのモットーだ。アイドルの裏側、アイドルではない本来の姿なんて知る由もないファンはこの心掛けでいるのが精神衛生上よろしいと思っている。

 

ヴィジュアル担当論

ヴィジュアル贔屓の顔ペンに関連して、K-POPのアイドルグループには歌の上手い子のボーカル担当、ダンスが得意な子のダンス担当などと並んで容姿の優れた子には「ヴィジュアル担当」という役割が存在する。

歌やダンスといったパフォーマンス面では他のメンバーに劣ることがあるものの、ヴィジュアルの良さからそこにいるだけで目を引いて新規ファンの流入を促し、モデル業やドラマ出演などの個人仕事もこなしながら知名度の向上を図る。

 

韓国が整形にも寛容な美容大国であることからも伺えるが、ヴィジュアルの良さは本当に大きな武器になる。ましてや自分自身が商売道具の芸能人ともなれば尚更だ。時々アイドル自ら選ぶアイドルのヴィジュアルランンキングなども発表され、よく名前の挙がる子は羨望の眼差しを向けられている。

画面に映ったとき、ステージに立っているとき、圧倒的に華があるのは芸能人としての強みではないか?いくら歌やダンスが上手くてもカメラに抜かれるほんの数秒の間に目に留まらなければ意味がない。だからこそアイドルに対する「あいつは顔だけだ」というような言葉は的外れもいいところだと思うのだが、未だヴィジュアル担当の実力面ばかりを取り上げて批判する声がなくなることはない。

 

最近だと『プロデュースX 101』*1に出演しているキム・ミンギュという練習生が「顔だけ」論争に巻き込まれている。

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2001年3月12日生まれの満18歳。183cm。端正な顔立ちはもちろん、小さな顔とすらりと伸びた長い手足も特徴的。

そのヴィジュアルはファンの間でも番組開始前から話題となり、第一話の登場シーンでは皆が「本当にイケメン」と口を揃えるほど会場をざわつかせた。練習生達が選ぶヴィジュアルセンターランキングでも堂々の1位になっている。

 

ただ彼は練習生歴が8ヶ月と短いため、歌やダンスに関しては正直上手いとは言えない。特にダンスは苦手分野のようで終始苦戦している。

それでも持ち前のヴィジュアルの良さに加えて勤勉な性格と前向きな姿勢でひたむきに努力を続け、第一回目のファン投票では1位に輝き、その後も継続して高い人気を誇っている。

 

サバイバルという番組の性質上「私の推しの方がミンギュよりよっぽど歌もダンスも上手いのに脱落した!」「なんで実力のないキムミンギュが上位なの!納得できない!」と一部から反感を買っているが、そんなの例え実力不足でもそれを補って余りある魅力があるからとしか言いようがない。そしてそれにはヴィジュアルの良さが大きく影響している。もしキムミンギュがブスだったら、きっと今ほどの人気は有り得なかったろう。

 

この実力でデビューして大丈夫?なんて心配も余計なお世話だ。短期間で仕上げなければいけない番組と違って、本格的なデビューやカムバともなれば相応の準備期間と徹底的な練習の上に様々なプロの手が加わるし、今をときめくグループにだって実はダンスが下手な人はいるが得意なメンバーの存在や振付・フォーメーションによって上手いこと誤魔化されている。そうやって工夫次第でいかようにもなるのだ。

何より歌やダンスがイマイチでもヴィジュアルの良さでしっかりと人気を博しているなら売り上げには貢献出来る。儲けたい運営からしてみたら歌の上手い不人気メンと歌の下手な大人気メン、どちらが重宝するだろうか。

 

ボーカル担当が歌声で、ダンス担当が踊りで人を魅了するように、ヴィジュアル担当は容姿で人を魅了している。それもひとつの立派な才能であり、世間の需要も高い。足りない部分ばかりを指摘するのではなく、優れている点をまず認めて欲しいと思う。

 

*1:番組についての詳細は「アイドルに使える時間とお金の限界」という記事参照